SOSの猿|伊坂幸太郎
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2012/11/22
- メディア: 文庫
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なんかもうそろそろ別にいいかなと思いつつ新作が文庫で出てるとついつい読んでしまう。
モダンタイムスあたりから作風変えようとしてるのはすごいわかるんだけどあんまり変わってないしそれなら変えないでいいのではという感じである。
一見別ストーリーに見える交互の章立てが最後に関連してくる形式って前の伊坂作品のなんかにもあったような気がするんだけど海辺のカフカあたりと混同してるかもしれない。
あ、ていうかあるキングがそうだったっけ?あれ?もうよくわからん。
2つのストーリーの関係性が意外な感じなのでそこが良かった。
伊坂幸太郎の好きな所って若干小っ恥ずかしい小洒落た言い回しと最後の大団円の2つなんだけど最近なんともリドル・ストーリーな話ばっかりで後者をしないようにしているようなのでせめて前者は頑張っていただきたい。あとマリアビートルは大団円らしいので早く文庫になって欲しい。