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ファウスト|ゲーテ

ファウスト〈1〉 (新潮文庫)

ファウスト〈1〉 (新潮文庫)

ファウスト〈2〉 (新潮文庫)

ファウスト〈2〉 (新潮文庫)

 

10年ぶりくらいに再読。

高校生の頃は解説かじりつきだったけどギリシャ神話の神の名前とか知ってたりするのでそういう意味では昔より解説と往復する回数が減って深く読めた。ような気がする。

 

冒頭の掛け合いの通りゲーテ的には一大娯楽劇として書いてるんだろうけどこれ娯楽として読むのはレベルが高すぎるだろ…

あとやっぱり西洋文学全般に言えるけどキリスト的価値観が強すぎて踏み込めない所がある。ネタバレしちゃいけないようなもんでもないから書くけどメフィストフェレスと契約交わして100年以上放蕩したあげく最後には天使に救われて天国に行くのとか「信じるものは救われる」んだからそうなのかもしれないけど気にくわん。

 

ところどころのハッとさせられるような名文はゲーテらしくていいなあと再読でも思うけどやっぱ若きウェルテルの悩みの方が文学文学しててとっつきやすい。これも思い出補正かもしれないから読みなおしたほうがよさそう。