2014/05/29

百瀬、こっちを向いて。 (祥伝社文庫)

中田永一はゲッサンで「くちびるに歌を」の漫画版が連載してたりこの「百瀬〜」が映画化したり何かと時の人な感じなので映画化した本作を読んでみた。
映画のポスターと同じカバーとこのAmazonのサムネになってるカバーが本屋に両方置いてあったんだけど元々のシンプルな装丁が綺麗で良いので映画化とは言えそこは変えないほうが。

で、作者の正体知らずに読み終えたんだけど中田永一って乙一が恋愛小説書く時のペンネームなのね。乙一の作品を読んだことがないので気付く気付かない以前にまさか初めて読んだ作品がこっちになるとは、という感じである。
短編集全体を通して流れるちょっとしたミステリー小説の要素とかストーリー全体に流れる薄暗い雰囲気が乙一名義の方だとより濃く出てそうなのでZOOあたりも読んでみたくなった。いずれ図書館で借りよう。

しかしミステリーSF恋愛あたりを読むのも若干飽きてきたので久々に重めの海外文学とかガッツリ読みたい。一気読みできる休みをくれ。